不死鳥カラスの傾奇御免!

老舗の製麺所・浅草開化楼の営業担当σ(^o^) フリープロレスラー・不死鳥カラスのラーメンブログです。
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2005.07.05 Tue

タイトル: ◆宮本のアニキ
[ラーメン店主]

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ブレを無くし、常にベストな状態の麺を提供するのが製麺屋の使命である。
とは言いながら、そんなに巧くはいかないのが現実だ。
季節に関わらず常に同じ加水率(小麦に対してのかんすいの量)を計って粉を練ると、出来上がった生地は外気温の違いだけで無情にも柔らかくなったり、固くなったりしてしまう(;_;)
切り出しも同様で、麺の太さなどの形状さえ生地の出来映えが微妙に影響してしまうし、有り得ないことだが、人為的なミスも「ない!」とは断言出来ない←たまぁ~に^_^;

そんなブレを即座に察知し、すぐさま文句の電話を掛けてくるラーメン店主が1人いる。
ぽっぽっ屋の宮本恵蔵さんだ。

初対面は僕が、口が立ちそうという理由だけで営業になったばかりの、まだ製麺のいろはの「い」も解らない頃。
その時も彼は相当に怒っていた。

しょうじき尋常ではないその怒りを見て、
「おっかねぇ人だなぁ。うるせぇなぁ」
と思った。

けど何だかその存在がやたらと心に引っ掛かり、ちょこちょことぽっぽっ屋に食べに通うようになった。
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そのうち顔も覚えてくれ、軽く言葉を交わすようになる。

「こんな麺、出来ないかなぁ?」

ある時宮本さんにそう言われ、何とか応えたいと思ったのがホントの意味での付き合いの始まりだった。
叩き台になるようなお店の麺を食べ回り、社長・専務の指示を仰ぎながらのサンプル作りが始まった。
何度も何度もダメ出しを食らい、時に「これか!」的なものも出来た。もうちょいだと上を目指すと、またとんでもないものが出来てしまう(*_*)

その末に完成したのが、現在は惜しまれつつ閉店となってしまった宮本さん初の支那そば専門店「めぐ蔵」の燕麦麺だった。
燕麦麺がついに形となって、初めてめぐ蔵のスープと合わせた時の美味しさは、今でも忘れられない感動的なものだった。

しかしながらこの燕麦麺は最終的には宮本さん自身のアイデアを具現化したもの。
この事実が僕の心の中に一抹の「悔しさ」という影を残した。

新たな麺づくりが始まった。
めぐ蔵のサンプル作りで培った知識が大いに役立ったのだ。
時にはとんでもない傑作も出来(^o^)b、開化楼に新たなラインナップが加わる結果にも結びついた。
正直、僕にとっては宮本さんとの出会いがあってこその今だと思ってる。


「自家製麺なんて言うけどさ、こうやってカラスに色々文句たれてね、
 自分の思い通りの麺が出来たら自家製麺と同じだろ?」

この言葉が嬉しかったo(ToT)o

僕も今では数々のラーメン店とおつき合いする中で、その言葉を糧とし、つくづく実感するのだ。


生きていくっていうことは、やっぱり人と人との付き合いなんだなぁと思う。仕事でも何でも、やはり一番大切なものは人との結びつきであり、信頼関係なんだよね。

それを教えてくれた宮本さんは今、僕のアニキみたいな存在だ。
これからも、よろしくd(^o^)b

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・・・とまぁ、綺麗にまとめ過ぎたので(笑)、追記でオチを付けます。


用事の有無に関わらず宮本さんからTELが掛かってくると、とりあえず「行きますよ」と空返事をしてしまう。
先月の29日も「呉屋」の開店に駆け付ける1日仕事だったのに、ついつい前日のTELで「明日行きますよ」と言っていたのだ。

一応当日も思い出しはしたのだが、「まぁ、忘れてんだろう」ということで、僕も一切の記憶を忘れ去ることにした。
無事就寝(-o-)zzz


翌30日の午後。

「カラス!ぽっぽっ屋の宮本さんから電話だよ」

と( ̄□ ̄;)!!

「あーすいませんっ!!昨日は連絡も出来なくって」

「なにぃーこっちは首長くして待ってたっつうのにさあ」

嘘だろよ~と思いながらも(笑)低姿勢で詫びながら話を進めると、6/2にオープンしたばかりの行徳店の体制づくりで本店からはほど近い合羽橋に行く暇もないので、ちょいとした買い物を頼みたいとのことだった。
お易い御用だと引き受けて、2人の都合の合う翌週の火曜(つまり今日)に届けますということにした。

買い物は行徳に向かう直前に^_^;済ませた。
間違いがあってはいけないので、一応TELで確認する。

「いいよ!それでOK(^o^)b」

「はい!じゃあ後で」

「はいよー」

行徳に着くと、厨房には店長の安西さんの姿があった。
僕に気付き、意外そうな感じでこう言った。

「あれ?どうしたんですか?」と。

「あれ?(宮本さんは)まだ来られてないですか?」

「え?!大将は今日ずっと本店ですけど?」



ヤラレタ((p(>o<)q))



 
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